お釈迦さまの教えられたことを正しく知っていただきたいと思います。
今日の金言
当流の真実の宝というは
南無阿弥陀仏、
これ一念の信心なり
(御一代記聞書)
この世の宝は、いつか壊れる。
喜びも色あせ薄れ、消えていく。
大宇宙最高の宝・南無阿弥陀仏と一体になれば、
焼けもせず、流されも、盗まれもしない、
無上の幸せがいつも満ちていると、
絶賛されています。
念仏とは、阿弥陀仏に対するお礼の言葉である。 [金言]
その上の称名念仏は、
如来わが往生を定めたまいし
ご恩報尽の念仏と、心得べきなり
(蓮如上人・御文章五帖目十通)
「弥陀に救われてからの念仏は、
弥陀の浄土往生を決定してくだされた、広大な恩徳に報いる念仏である」
有名な「聖人一流の章」の結びの一節です。
一般には、“尊いお念仏さえ称えてさえいれば、
誰でも極楽往生できる”と思っている人がほとんどでしょう。
念仏はもちろん尊いものですが、
親鸞聖人が教え勧められる念仏はご恩報尽の念仏です。
宇宙最尊の阿弥陀如来によって、
平生の一念に浄土往生一定(絶対の幸福)に
ハッキリ救い摂られた人が称えるお礼の念仏のことです。
弥陀が私の浄土往生をハッキリ定めてくだされたのを
信心決定といいます。
弥陀の救いは信心一つ。
(弥陀よりいただいて、我々の本当の心である阿頼耶識と一体化した「南無阿弥陀仏」を信心という)
それは「念仏称えているうちに有り難くなった」とか
「すでに救われていたことに気づいた」
などという信心ではありませんから、
よくよく注意してください。
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